崖の上のポニョ。で、どうよ?
宮崎駿監督の4年ぶりの作品、『崖の上のポニョ』を観てきましたが。
あまり期待はせずにいたので、前評判がイマイチな事と主題歌以外、あらすじやら出演者の下調べナッシングなままの観賞でしたが、トイレに途中退席することもなく、あっちゅう間の2時間弱。
うん、よかった。かな。
女性は生命の源。
臨機応変、だけど信念は決して曲げない、全ての生命や流れを司る不変な強さを持っているんだ、っちゅうことを、宗介の母親や、ポニョ、ポニョの母親、などなど女性中心にスポットを当ててるところからして、この作品はそれを言わんとしているのかなと解釈しました管理人。
反面、ポニョの父親がイマイチ分かり難い事柄を所々で言ったりする場面や、誰だか分からない夫婦とやりとりの中で母乳について触れてるところなんかは、環境破壊やらダイオキシンの問題に女性がもっと気にして欲しいとゆー、宮崎監督ならではの警鐘なんだな、とも取れまして。
それにしては、ちと、物語の流れが速すぎるとゆーのか軽いとゆーのか。
ヌケ作妹(11歳)も同席してまして、子供には「感覚」だけで観られる作品、大人には「もちっと掘り下げて欲しかったけど、ま、いっか」と単純に流してしまえば観られる作品だなと感じましたが。
「千と千尋・・・」を観るのはもう30回目くらい、な軽めの気負い感で足を運ぶのが宜しいかと。